2019-04-08
一般の人は知りませんが、今、アフィリエイト業界にはすさまじい逆風が吹いています。
リスクマネージメントとして副業を勧める記事に、副業の一つとしてアフィリエイトを書きましたが、大きく稼ぐことはとても難しくなっています。
結論から言うと、副業、それも小遣い稼ぎならOK。しかも、やるならGoogle AdSense(略してアドセンスと呼ぶ事が多い)がおすすめです。
アフィリエイトとは簡単に言うと、自分の運営しているサイトやブログに広告を掲載することで報酬を得る事業のこと。
最近はyoutubeやSNSなどに広告を載せることで稼ぐ人も増えてきました。ユーチューバーはそれで稼いでいる人たちのことです。
一般に「アフィリエイト」と言うとサイト・ブログでの広告を指している場合がほとんどです。
このアフィリエイトには大きく分けて2種類があります。
一つは、ASPという広告代理店のような役目をする会社を通して広告素材をサイトやブログに貼り付けて行うアフィリエイト。
「アフィリエイト」というとこちらの意味だけを指すことも多いです。
これはさらに特定のジャンルに特化したサイトによるサイトアフィリと、ブログによるブログアフィリに分かれます。
もう一つは、Googleが発行する広告素材をサイトやブログに貼り付けて行うアドセンス(Google AdSense)。
両者の違いを表にしてみました。
アフィリエイト | アドセンス | |
---|---|---|
審査 |
サイトやブログを持っていれば誰でも参加できる。 |
Googleの審査はけっこう厳しく、ある程度継続してボリュームのあるサイトやブログじゃないと認めてくれない。 |
報酬確定 |
貼ったバナーをクリックして、最終的に
など、広告主が設定する成果条件を満たしたら報酬が確定する。 |
主にアドセンスのバナー(アクセスしたユーザーに合わせて自動表示)を
しただけで即時報酬が確定する。 |
報酬額 |
報酬が確定するまでの条件が厳しい代わりに、報酬額は大きい。 |
報酬確定のハードルが低い分、報酬額は低い。 一般に1クリックあたり 数円~数百円 ジャンルによっては千円を超える。 |
特徴 | 基本的に報酬が多いので、必ずしもたくさんのアクセスは必要ない。 (多額に儲けるにはアクセスが必要) 少数のニーズのある人に案件の情報を届けることができれば買ってもらえる。 ただし、初報酬が発生するまで時間がかかる。 |
報酬額が少ないので稼ぐためにはアクセス数が必要。 |
このようにどちらも一長一短。
なので、アフィリエイターは両方を行っている人が多いです。
どちらもサイトやブログを大きく育てて数百万円単位で稼いでいる人がたくさんいます。
何か知りたいことがあるとき、関連するワードでGoogle検索すると、瞬時に答えが載っていそうなサイトの並んだページが出てきますよね。
あれはGoogleが収集したサイト情報をアルゴリズムで判断し、順位をつけて出力しているのです。
このアルゴリズムは200以上あり、その総合点が検索結果として現れているわけです。
現在、アルゴリズムは日々更新されていて、時に大きなアップデートが行われます。
昔はアルゴリズムがザルだったので、当時のアフィリエイターはスパム的な手法で自分のサイトを検索上位に表示されるように操作していたものです。
昔にGoogle検索をしたことがある人は、役に立たないサイトばかりが検索結果に出てきたのを覚えているんじゃないですか?
今はそんな手法が通用しなくなり、質の高い内容じゃないとなかなか上位に表示されることはなくなりました。
だから皆さんは気づいていないかもしれませんが、検索して役に立ったサイトってけっこうアフィリエイトサイトのことが多いんですよ。
ところがこの1年位はアフィリエイトサイトをあきらかに冷遇するようなアップデートが続いていたんです。
検索画面のトップに出てくる広告はGoogleの大きな収入源なので、アフィリエイトサイトは商売敵。
表向きはユーザーファーストのアップデートと言っていますが、意図的にアフィリエイトサイトを落とすアップデートが行われているようです。
僕も去年の8月のアップデートで、ある程度稼げていたサイトが稼げなくなりました。
これはほぼ一つのサイトで出していた収益ですが、夏以降ボロボロです。
(報酬確定はひと月ほどずれますから上の表では9月以降にどんどん減っています。)
それでも頑張って盛り返しているアフィリエイターも多かったのですが、先月行われたアップデートで大半のアフィリエイターが大ダメージを受けています。
アップデート後の報酬変化
— レオタード😇 (@rich_suneo77) 2019年4月7日
①クリニックA:確定400万→30万
クリニックB:確定80万→10万
②整形:確定150万→10万
③オーラルケア:確定100万→5万
④筋トレ:確定25万→1~2万
⑤サプリ:確定10万→0~1万
⑥アドセンス:25万→2,000円
今月着地は50万くらい。でも
徐々に順位とPV増えてる🤤
この方はダメージが大きかった方ですが、他のアフィリエイターも程度の差はあれかなり影響を受けたようです。
もう、アフィリエイトはダメなんでしょうか?
僕の手持ちのサイトも大幅にアクセスが減ってほぼ稼げなくなりました。
こんな逆風の中でも、順調に稼いでいる人もまだまだいるんですよね。
そういう人の特徴は
ことが共通しているようです。
もちろんサイトタイプでも順調な例はありますが、傾向として個性の出やすいブログタイプは影響を受けにくいようです。
ブログだったら何でもいいというわけではなく、その人が得意なジャンルでその人にしか書けないような記事。
そしてユーザーにとって役に立つ記事であることが必要なようです。
さらに、ブランディングができてたくさんのファンが付いているとかなり安定していますね。
記事数についてはジャンルによっては少なくてもいいようですが、多ければそれだけアクセスが増えるので多いに越したことはない感じです。
そして大事なのはGoogleがアフィリエイトを冷遇しているので、アドセンスで行くほうがいいでしょう。
その面でもアクセスを増やすために頑張って記事数を増やす必要がありますね。
安定して稼げるようになって、ファンも付いてきているようなら、アフィリエイト広告を貼ってもいいかもしれません。
以下は我が家のアドセンスの管理画面の一部。
基本的にアドセンスは1世帯に1つのアカウントしか取れません。
主に妻のブログの収益です。
それほどアクセス数が多いわけではありませんが、月にこれくらいは稼げます。
ただしアドセンスでも、今から本業になるほど稼ぐのはかなり厳しいです。
でも、副業として数万程度までなら十分達成可能。
そこまで育てるのは大変ですが、育ってしまえば少ない労力でけっこうな収入になるので、アフィリエイトは今でも魅力的な副業です。
最近は一般の人にもアフィリエイトが認知されてきて、これから始めようという人が増えています。
そこでそういう人をターゲットにした、アフィリエイトを始めるためのイロハを書いた情報商材が増えてきています。
今は、noteというサイトで個人が簡単に情報を売れるので、
「私がたった6ヶ月でアフィリエイトで月100万円稼いだ手法」
のようなキャッチーな宣伝文句で、これからアフィリエイトを始めようとしている人に高額なnoteを売りつけるケースが増えてきています。
個人の場合もあれば業者の場合もあるようです。
これらの商材に書いてあることはネットを検索すれば書いてあることがほとんど。
それに前述のように、今はアフィリエイトが厳しい時代ですから、価格に見合った成果を出すことは難しいでしょう。
中には有益なものもありますから、お金に余裕があるのなら買ってみても良いかもしれませんが、余裕が無いのならわざわざ買う必要はありません。
ブログでアドセンスをするのなら、それほど専門的な知識もいりませんし。
必要なことはこのブログでも記事にしますのでそれを見てください。
ここまでアフィリエイトは厳しいと書いてきましたが、僕自身は全然諦めていません。
上に書いたように、ブログタイプで稼いでいくという決意で立ち上げたのがこのブログなんです。
なので、僕自身にしか書けないコンテンツとして、恥ずかしながら住宅ローンの支払いを減額してもらった経験を書いています。
住宅ローンの支払いが苦しくなった時に行動すべきこと
そして50代のオッサンでありながら、ゼロからプログラミングを身につける過程をコンテンツとして提供します。
はじめてのプログラミング学習で選んだのはProgate
衰えた頭でなかなかしんどいですよ。
だけど気持ちはメラメラ燃えています。
挫折するか成功するか野次馬気分でけっこうですので見てやってください。
今は貼っていないですが、そのうちアドセンスも貼ります。